痛くて当然やろ!
入院中にこんな患者さんがいた。
隣のベッドの患者さん、多分同じ年齢か?ちょい下ぐらい?
エリートサラリーマンに見える。
手術後、一日遅れで同じ病室に入ってきた。
看護師さんとの会話の中、常に「痛い、痛い」の連呼。
そんなに痛いのかな?
看護師さんは必ずこう聞く「マックスを10としたら、今はどのくらいですか?」
その患者さんは7か8」 毎回答えている。
そんなに痛いのかな?
「痛いなら痛み止め出しましょうか?」
「じゃ、もらうわ」
それが癖になり毎回、痛み止めをもらっている患者さん。
よく眠れるから痛み止めをもらう、という感じになってきた。
眠れんほど痛いんかな?
こちらは?というと・・・「2か3です」と答えていた。
というのも、我慢できない痛みではないし、眠れないほど痛いわけではないし、
そもそも腹腔鏡であっても傷は傷、痛みはあって当然やし。
人によって痛みの感じ方は違うのは分かるけど。
先に7とか8と言ってしまうと、めちゃくちゃに痛くなれば10(マックス)を超えてしまうやんか。
だから早々にマックスに近い数値を言わない。
看護師さんに言われた。
「我慢強い方ですか?」
看護師さんは分かっている、きっと痛いはずと・・・。
痛み止めは快適に眠るために処方してもらうのではない。
男なら痛みに耐えろ‼