諦めたらアカン 

大腸癌ステージ4の闘病記

痛くて当然やろ!

入院中にこんな患者さんがいた。

隣のベッドの患者さん、多分同じ年齢か?ちょい下ぐらい?

エリートサラリーマンに見える。

 

手術後、一日遅れで同じ病室に入ってきた。

 

看護師さんとの会話の中、常に「痛い、痛い」の連呼。

そんなに痛いのかな?

 

看護師さんは必ずこう聞く「マックスを10としたら、今はどのくらいですか?」

 

その患者さんは7か8」 毎回答えている。

 

そんなに痛いのかな?

 

「痛いなら痛み止め出しましょうか?」

「じゃ、もらうわ」

 

それが癖になり毎回、痛み止めをもらっている患者さん。

 

よく眠れるから痛み止めをもらう、という感じになってきた。

 

眠れんほど痛いんかな?

 

こちらは?というと・・・「2か3です」と答えていた。

 

というのも、我慢できない痛みではないし、眠れないほど痛いわけではないし、

そもそも腹腔鏡であっても傷は傷、痛みはあって当然やし。

 

人によって痛みの感じ方は違うのは分かるけど。

 

先に7とか8と言ってしまうと、めちゃくちゃに痛くなれば10(マックス)を超えてしまうやんか。

だから早々にマックスに近い数値を言わない。

 

看護師さんに言われた。

 

「我慢強い方ですか?」

 

看護師さんは分かっている、きっと痛いはずと・・・。

 

痛み止めは快適に眠るために処方してもらうのではない。

男なら痛みに耐えろ‼