諦めたらアカン 

大腸癌ステージ4の闘病記

これまでの経緯①

ちょうど1年前ぐらいやったかな? おかしいなぁ!と気がついた。

一番最初はやはり血便だったかと思う。

 

ただその時の状況は今となっては思い出せないが、とにかく今までとは違う。

 

血便といっても赤い便が出るわけではない、なんか赤いのがついてるなぁ的な感じ。

が、それが毎日続く、続けば続くほど怖くなってくる。

 

第二の特徴は便が細い。

 

秋になるとますます症状は悪化した!

 

排便回数の極端な増加!

 

不安で仕方ない、ネットで情報を拾う。拾えば拾うほどますます確実と感じた。

 

ここで普通ならば家族に告白して医者に行けばよかった。

これは後からいくら後悔しても後悔しきれないぐらいの人生の汚点!汚点というより、自分で自分の人生を縮めているというアホの見本みたいなものである。

 

もし、この症状で医者に行ってたとしたら? きっとステージ1か2あたりで止められたと思う。

 

なぜ?家族に言えなかったのか?自分で大腸癌であると確信しなかったのか?

言い訳になるけど、あまりに人が好すぎた?いいように言えばだが・・・。

 

我が家には94歳84歳の両親がいる。

常、毎週のようにどちらかが病院へ通院している。

通院するには車が必要で、免許を持つのは自分だけ。

今ここで自分が大腸癌で入院したとすれば、誰が連れて行くんかい?

と、勝手に自分で言い訳を作った。

 

他にも理由は多々あるが、やっぱり今は誰にも言えない。

 

長男が彼女と入籍した。

結婚式は来年と決まっていた。

いつなのか?気になって仕方ない。

それまでに何とかしなくてはならない? いや、それまで我慢して引き延ばすか?

引き延ばせば伸ばすほど、きっと命は縮めるであろうな、そのくらいは分かっていた。

 

やがて冬になり、お正月あたりになると排便回数は極端に増加した!

 

それでも変な意地?が働いた。

俺ってホンマにアホやんな。