諦めたらアカン 

大腸癌ステージ4の闘病記

これまでの経緯②

2021年が明けた㊗ あけましておめでとう、と心から言いたいところながら、常に頻繁な排便に追われる。

 

この頃は1時間に一度のペースでトイレへ駆け込む。

 

家族そろってのお正月の宴の最中もトイレへ駆け込む! 辛い!

 

それでも固く口を閉ざしていた。なんか意地になって隠し通そうとする自分がいた。

正直に言えばいいものを、ここまで引っ張ってきた変な意地? そんなもん通用するかいな。

 

血便も時によっては鮮血の時もあったりで怖かった。

 

むしろ腹痛でも起こってくれて救急で運ばれれば分かりやすかったのにとか。

 

2月、腹鳴りが目立ち始めた。

腹鳴り、お腹が空くとゴロゴロ鳴る、ああいうもんじゃない、お腹全体にグワーっと鳴り響く感じがする。立っているときはそうでもなく、座ったり横になるとグワグワと鳴る。

腹鳴りも大腸癌の特徴的な症状のようだ。

 

3月、いよいよ夜中就寝中も便意が襲ってきた。

 

嫁に「最近トイレットペーパーがよくなくなる」と言われたり!

ある時は「そんなにトイレに行くけど、どこか悪いんと違う?大腸癌と違うやろな?」

そのものズバリのキツい一言もあったりした。

 

もう告白しかない。

 

まず頼ったのは親友のT君だった。

彼とは小学校高学年からのお付き合いで親友、何でも話せる仲だった。

 

「俺、大腸癌やねん!」 ズバリ言った。

 

それ早く嫁さんに言わなアカンで」

きっと彼も呆れたのかも知れない。ここまで放置してアホやなぁ、と思ったに違いない。

 

4月になって嫁さんに言おう言おうとするものの・・・なかなか言えない日が続く。

 

そして4月21日、カミングアウト!